世界で大変な事態になっているコロナウィルス。オーストラリアでも日々規制が厳しくなり、自由に外出が出来なくなっています。本記事では、今オーストラリアではどんな状況になっているのか、各自で出来る感染対策についてご紹介します。
オーストラリアの状況
オーストラリアの現在のコロナウィルス感染者の数は約2800人。
1月中旬に最初のコロナウィルス感染者が報告されてから、2月はそこまで動きはなかったものの、3月中旬になってから人数が大幅に増加していきました。
中でもシドニーが位置するNSW州が感染者数が1219人と一番多く、次にVIC州520人、QLD州で493人、その他の州でも感染者が報告されています。
オーストラリア政府のサイトによると、local acquired(地域内感染)よりも海外で感染しているケースが多いようです。
中でも、欧州やアメリカから帰国・渡豪された方の感染が多いようなので、空港を利用する際なども気を付けたい所です。
そして、感染者の増加により、オーストラリアでは海外への渡航規制、渡豪者の検疫強化など様々な取組がされています。
また、店内での飲食禁止、映画館閉鎖などの規制が州ごとにも設けられており、州ごとに規制が若干違います。
各州で規制が強化
コロナ感染者の増加に伴い、映画館やカジノなどのエンターテイメント施設の閉鎖、レストランやフードコートでは店内での飲食の禁止などが、ここ数日で日々新たな規制が発表されています。
毎日新しい規制が発表されているので、毎日チェックしても追い付かないほどです。
ジムが閉鎖に!
23日の発表により、スポーツジムやスイミングプールなどの施設が閉鎖になりました。
私も、入会しているジムから23日にジムが閉鎖するという連絡を受け取り、閉鎖になったことを知りました。
しかし、強制的に閉めないと行こうとする人は必ずいますし、政府が厳しく対応することで、意識を持って行動する人も増えたように感じます。
また、オーストラリアはフィットネスが生活の一部というほどフィットネスクラブの利用者が多いので、ジムの閉鎖の発表後に、室内トレーニング用品の売り切れが起きていました。
買い込み客のパニック
感染者が増え始めた3月初旬に、トイレットペーパーやパスタ、肉類、野菜、パン類等の様々な商品が買い溜められて、棚が空っぽになっていました。
トイレットペーパーの奪い合う動画なども出回り、パニック状態になっていましたが、Woolworthなどの大手スーパーでは、トイレットペーパーは一人一個までの購入制限を設けるルールが開始され、最近ではトイレットペーパーは手に入るようにいなりました。
また、高齢者・障害がある方は優先的に食品を郵送するサービスなども開始されて、コロナウィルスに伴う新しいルールへの取り組みもとてもスピーディーに対応しています。
マスクやアルコール除菌の不足
オーストラリアでもマスクやアルコール除菌スプレー、除菌シートがお店から無くなっており、手に入りにくい状態が続いています。
近くのスーパーや薬局を何件か見に行きましたが、どこのお店に行っても売られていないので、今手元にある物を使っていますが、自作で消毒液を作れるようです!!
エタノールが入手できるか不明ですが、試してみようと思います。
また、マスクも自作で作る動画がYoutubeでも多く出回っているのでとても参考になりますが、下記の動画で紹介されているのはミシンや縫い物が必要ない、ハンカチで作れるマスクなのですぐに取り入れやすいです。
これで品切れも怖くない? ハンカチで簡単マスク(20/03/06)
個人で出来る対策
オーストラリア政府も推奨している感染対策を3つご紹介します。
必要外の外出は自粛する
最近では1日で何十人という感染者が報告されていますが、外出することでやはり感染のリスクは増えるので、必要な用事以外は外出は止めておくことがベストです。
明日は我が身と思い、自分の行動に責任を持つ必要があります。
特に、妊娠している方や高齢の方と同居している場合など、自分だけのリスクではないということを常に意識を持って行動することが重要です。
長期間保管出来る食糧を確保しておく
買い出しの頻度を少なくするために、最低1週間から2週間ほどの食糧を家で保管しておけば、何度も買い出しに行く手間を省けるので効率的でいいです。
また、外出する度に除菌を行う為、その手間をなるべく少なくすることで、必要以上に使う必要も減りますよね。
Social distanceを守る
オーストラリア政府の推奨しているSocial distancing。
ただ一定の距離を保つだけ?っというイメージですが、Social Distancingには下記が含まれています。
- 必要でなければ外出しない
- 1.5メートルの距離を保つ
- 握手やキス、ハグなどの挨拶を控える
- 現金ではなく電子決済で支払う
- 人ごみを避ける
- 友人や家族などの集まりに参加しない
- 清潔に保つ
(参照サイト:
Social distancing for coronavirus (COVID-19) | Australian Government Department of Health)
オーストラリアでは1.5メートルのソーシャルディスタンスが推奨されており、スーパーではレジで離れて並ぶように貼り紙がされています。
人との距離を保つことで感染リスクを低下出来るそうです。
まとめ
1月時点ではコロナウィルスがここまで深刻な事態になると想像していませんでした。
世界各地で感染者や死亡者が出ており、年齢に関係なく重篤する病気であることは確かだと思います。
経済などにも影響が出ており、オーストラリアでは百万人の方が仕事を失うとニュースになっています。
ピリピリとした状況が今後どれくらい続くのか見当もつかないですが、冷静に行動することが必要な時期だと痛感します。
周りの大事な家族や友人が健康であることを願います。